トイレ・シャワーの有無は、ニュージーランド モーターホームと小型キャンパーバンを分ける大きなポイントです。大手レンタル会社の一般的なフリートで借りる2人用、4人用、6人用のモーターホームは、ほぼ車内ウェットルーム付き。小さなFRP製の個室に、カセット式トイレ、洗面台、シャワーヘッドがあり、洗面台と同じ床の排水口へ流れる仕組みです。厳密な意味でのキャンパーバンは、キッチンとベッドはあるもののトイレ・シャワーなしの小型車で、シャワーやトイレはホリデーパークの設備を使います。レンタル料金は安くなりますが、数週間のニュージーランド キャンピングカー旅では、その不便さはかなり現実的です。
ウェットルームの実際の使い方
一般的な2人用モーターホームのウェットルームは約0.8 × 0.8 m、高さ約1.9 m。ホテルのバスルームと比べれば狭いですが、使えないほどではありません。トイレはThetfordなどのカセット式で、汚物タンク容量は18-20リットル。ホリデーパークのダンプステーションで処理します(5分程度の作業で、通常サイト料金に含まれます)。シャワーは車内の清水タンク(車両により60-130リットル)を使い、車載ボイラーで温めます。4分のシャワーで約18-25リットルを使うため、給水1回につきシャワー5回程度が現実的な目安です。
清水タンクとグレイウォーター容量
清水タンク容量は、2人用の格安車で60リットル前後、6人用のプレミアム車で130リットル前後です。グレイウォーター(シンクやシャワーから出る生活排水)は別タンクに入り、容量は清水タンクと同程度。トイレのカセットと同じく、ダンプステーションで排水します。2人用でカップル利用なら、給排水なしで2日程度のセルフコンテインド利用が現実的。4人家族で4人用を使う場合は、1日から1日半が目安です。
トイレ・シャワーなしのキャンパーバン
格安の2人用キャンパーバンの中には、Hiaceやそれより小さいバン改造車のようにウェットルームがなく、キッチンとベッドだけの車両もあります。レンタル料金は安く(1日NZ$80-130程度。モーターホームはNZ$180-260程度)、駐車もしやすい一方で、毎晩ホリデーパークに泊まってシャワーとトイレを使う前提になります。そのため、フリーダムキャンプで宿泊費を抑えるメリットはほぼ消えます。短期間でホリデーパーク泊だけの旅程なら選択肢になりますが、長めのニュージーランド周遊なら、ウェットルーム付きのセルフコンテインド2人用モーターホームの方が、総額では有利になることが多いです。